基本コンセプトをしっかり煮詰めよう
わが国のe―ビジネス市場は、総計48兆円に達し、消費財市場(BtoC)や中間財市場(BtoB)などの面で順調に伸びています。(「情報通信白書」平成13年版)
しかし、ビジネス環境は、大きく変わってきました。大企業も本格的にネット上に登場し始め、外資も積極的に参入しています。今や、中小企業にとって有利な条件はない、といえます。こういう環境であることを認識した上で、基本コンセプトを検討しましょう。
そのための前提条件をあげましょう。
@ 何のためのe―ビジネスか、に確信を持てるか。
A一度公開すれば、それが自分の実力として見られることになるという自覚はあるか。
B自ら、コンテンツづくりや更新に深くかかわり、思入れを表現する情熱があるか。
C画面の向こうに居る人に安心感を与えられるか。
D本腰を入れてやれるか。
有効にするための要件
@事業の個性やこだわり、自己主張を商品や提供サービスに表現する。
A商品、サービスの販売戦略を立てる。品揃えか、絞り込みか。
B納得できる価格の設定。安ければいいとは限らない。
Cページデザインは、顧客本位に設計する。ページ移動やナビゲーションが容易か。
D決済方法、配送にいくつかの選択肢を用意する。
E返品、交換などの明示。ヘルプマニュアルの用意。
F顧客の苦情、要望などへの対応。双方向のコミュミケーション・システムの構築。Eメールの活用。
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