市場から資金を集める方法について教えてください。
A 市場から資金を集める方法の代表的なものは、株式公開時における公募形式による新株式の発行や社債の発行があります。
しかし、これにはいずれも、財務局に、有価証券報告書と有価証券届書の提出と受理が必要です。(ただし、調達金額が5億円未満でかつ、募集の口数または株主数が50未満の場合は、有価証券通知書)有価証券報告書には、Tの部とUの部があり、求められている記載内容は、経営の数値を含めかなり多岐に渡っています。上場会社は、毎年決算終了後にその発行が求められています。大型書店等で販売していますので、ぜひご参照ください。
またこの他に、資金を調達しようとする市場の上場審査をパスしなければなりません。東京証券取引所の1部、2部、マザー、店頭市場、ナスダック等とそれぞれに上場審査部門があります。これらの上場審査をパスして初めて市場から資金調達が可能になります。そして、これらに上場や公開された会社を、上場会社、株式公開会社と呼んでいます。
ここでは、未公開会社が市場から資金を集める方法について、説明します。調達金額が5億円未満の場合は、比較的容易に集められると思います。「資金を調達したい」のQ10,Q11、Q12、Q13を参照してください。
以上の他に、民間の証券会社が独自の証券市場を創設して、株式の流通を行って未公開会社の資金調達に協力しています。その中でディー・ブレイン証券の未公開会社専門の株式の売買市場(VIMEXヴァイメックス)について簡単に紹介します。
未公開会社で、株式の流通を図りたい会社は、ディー・ブレイン証券独自の上場審査を受けます。これにパスしますと、同社の株式売買市場に参加登録している会員を対象に、新株式の発行を告知して募り資金調達ができます。通常新株式の発行には、その手続きに人材負担や費用負担が伴いますが、同証券では、株式の発行価格にその費用を上乗せしますので、発行会社は費用負担なく資金調達ができるメリットがあります。
関連URL
VIMEXヴァイメックス http://www.vimex.co.jp
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