創業支援WEBサイト

新たな取引先を開拓したいのですが、いろいろな企業との出会いの場としてどのようなものがありますか。


 新たな取引先を開拓するための出会いの場として、従来から広く利用されてきたのが展示会や見本市です。業界団体や公的機関が主催する、"ビジネスフェア"や"テクノフェア"と称する催しが代表的なものです。会場には商談コーナーが設けられ、展示内容に興味を持った参加者が出展者と気軽に情報交換できるようになっています。
 また最近では、金融機関やベンチャーキャピタル、販売代理店など幅広い事業関係者が一堂に会し、ビジネスプランのプレゼンテーション等を通じて事業のパートナーを仲介する"ビジネスパートナー"や"プラザ"と名付けた出会いの場も設けられています。地域経済の活性化に対する熱い期待から、発表企業が地元マスコミの記事として取り上げられることも多々あり、後日思わぬところから商談がきたという例もあります。

 展示会等がフェイスtoフェイスの出会いの場であるのに対して、近年インターネットの普及でバーチャル空間での出会いの場が著しく拡充しています。
 展示会に相当するのが受発注(取引)マッチングシステムです。行政機関・団体や民間企業が大小様々なサイトを立ち上げて運用しています。発注側と受注側がそれぞれ企業概要や希望事項(仕様、価格、納期等)をシステムに登録し、運良く双方の条件が折り合えば受発注が完了する仕組みです。
 受発注(取引)マッチングシステムでなくても、多くのポータルサイトには、フォーラムや自由な意見交換の場が備えられ、「こんな企業を探しています」と情報発信することでお目当ての企業を見つけるチャンスもあります。
 中小企業支援センター、工業試験所、商工会議所や商工会、中小企業団体中央会といった行政機関・団体でも、豊富な地域(会員)企業データベースを構築し公開しています。なかには簡単なマッチング機能を備えたものもありますので、活用されることをお勧めします。

  また最近では、中小企業でも独自にホームページを立ち上げる企業が著しく増えてきました。ホームページを見た新規の顧客から注文が寄せられ、なかにはネット販売が全体売上の7割という会社もあります。
 ネット取引のメリットは、不特定多数に情報を発信でき、フェイスtoフェイスの出会いの場に較べてコストがほとんどかからないことです。しかし、ネット登録すれば取引先が開拓できると考えたら間違いのようです。ネット機能を最大限に活用して得意技術や企業内容を積極的かつタイムリーにアピールしないと、相手はなかなか振り向いてくれません。ネットはビジネスのきっかけを提供するものであり、決め手はやはりフェイスという意見は肝に銘じておくべきでしょう。 

関連URL 
 中小企業総合事業団 http://www.jasmec.go.jp/
閉じる

Copyright (C) 2003 ishiwatari.jp All Rights Reserved.
info@ishiwatari.com