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当社としては画期的と思える新製品が完成しました。どう売るかのマーケティング戦略を立案する必要に迫られていますが、とくに先発品や類似品の存在の有無が気になっています。どうすれば効率よく探し出せるか、差別化できるかをご教示ください。

A よく見られるのは、他にないはず、これで成功間違いなしという意識で、新製品を元に事業化、起業を考える人が多いことです。 
 市場を見ると、そういうニーズがあるのなら、今まで類似や近い商品がないことは考えられません。またそういう形態の商品はなくても、今までそのニーズには別の方法、商品で済ましており、別にそれがなくても構わないというのが実情です。そう思って取り組んでください。   
 さて、そのために必要なことは、先発品・類似品を探し出すこと、お客の目線・便益で見たそれらとの違いを明確にすること、分かりやすく売りやすい商品に仕上げることです。 

 いずれの場合にも、先発品・類似品を見つけ出すことがベースとなります。 

 先発品・類似品を見つけるためには、(1)展示会 (2)インターネット検索 (3)新聞記事 (4)業界雑誌 (5)日経テレコムなど新聞雑誌記事検索(各地支援センターで利用可能) (6)販売店店頭 (7)特許情報検索−などがあります。 

 それらから情報収集を行い、さらにカタログを取り寄せて製品や売り方、セールスポイントを比較研究することと、販売店などで有力品とその売れ方、顧客の評価と使い方、値頃などを把握してください。 

 それらが分かると、お客は誰か(何に困っている人か)、いつ・どう使っているか、どこで今まで入手しているかのマーケット情報、さらにもっとも重要な「どういうお客なら買うのか」のお客の姿までも把握できます。また製品の強み弱みの比較から、何がセールスポイントになるのか、どのように違いを分かってもらえるかが、自ずと明らかになります。 

 これらの進め方は、パンフづくりの基本でもあります。ぜひ、プロセスを踏んで詰めていってください。

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